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忘れること 残ること

※非常に暗い話題です。

取り敢えず、まとまらない気持ちをここに書いておきたくて。
祖父が癌の転移やらあと一ヶ月もつかどうかとか色々ごちゃごちゃ聞いたのもあるのかちょっと今頭おかしいです。

支離滅裂な上に気分を害する方もいるんじゃないかと思われる内容です。

この記事の後に別の記事を上げたら他の方のブログにも遊びに行かせて頂こうかなと思います。




追記に下げておきます。――――――――――――――――――――――



病院の桜がとても綺麗に咲いていました。

祖母が
「こんなに綺麗に咲いてるところを見るのは初めてだ」
そう言って喜んでいました。

祖父の見舞いも終わり、車に戻るとき、また同じようなセリフで喜んでいました。

お昼を届けたとき、
「こんなに美味しいのは初めて、どこで買ったの?」
そう聞かれて、どこで買ったか答えれば、「あら、そうなの」とサンドイッチを三口程食べて、一言、
「こんなに美味しいのは初めて、どこで買ったの?」

私が一緒に食べようと言ったのもあってか、何度も、何度も、とても嬉しそうでした。



泣きたくなりました。




祖父と祖母のお世話をしている母が、疲労で翳った顔で言いました。

「アルツハイマーって悪魔の病気だね」




祖母は昔は落ち着いた人でしたが、今は感情的で子供のような振る舞いが目立つようになってきました。
関白を強いていた祖父が入院したせいもあって、精神的に若返ってしまったようです。

記憶は若い頃の綺麗な思い出ばかりが残っているようで、喋ると大体が実家での話です。
最近の話題は感情に働きかける(嬉しかった、辛かった)ものが優先されるようでした。



私はアルツハイマーって、なった本人は幸せなんじゃないかと思うときがあります。
祖母は毎日がリセットの繰り返しで、私達が繰り返し体験しているようなことでも、忘れた瞬間に「新鮮なもの」として映ります。
忘れるから、何度綺麗な桜並木を見たとしても「生まれて初めてこんなに美しいものを見た」と感動出来るんです。

私達は色んなものを見て、体験して、積み重ねていく歴史があるけれども、何ていうんでしょうか、
小さな頃に素晴らしいと思えた"何か"を、大人になってから見て「大したものでもなかったな」、「これより優れたものだって幾らでもある」そう思ってしまったことって、あるんじゃないでしょうか。
積み重ねていく過程で、どうしても比べてしまう。経験によって、目が、舌が、全てが肥えてしまう。満足がなかなか出来ない、記憶の中のものより更に優れたものを求めてしまう。

マンネリって言うんでしょうか。刺激が足りないだとか退屈だとか。もの凄く一日が長く感じたり。

そういえば、小さい頃ってそんな感覚なかったなぁ。
毎日が新鮮で、目まぐるしく日々が過ぎていったように思います。全てが刹那的で、楽しくて。
多分、祖母は今そんな感覚なのではないでしょうか。昔よりもずっと元気で、活き活きとしています。


勿論、忘れることが羨ましく思えることはありますが、実際に自分がこうなるのは嫌です。

アルツハイマーは、周りの人間に酷く負担を掛ける病気です。長年に渡っての介護が必要になり、その間の家族への精神的なダメージは非常に大きい。治ることはなく、出来ることは進行を遅くすることだけ。
では誰か雇えば、施設を使えば、そういう意見もあるでしょうが、そんな金銭的な余裕はうちの家庭にはありません。そしてうちの市は本当に身寄りのない方には二人程ヘルパーさんが付いて至れり尽くせりだそうですが、それ以外では家族がやればいいじゃないといった感じで。要介護の認定は非常に厳しく、一度軽度と認定されてしまうと重度認定は困難となってしまうのでなかなか見せられない。
心臓に問題のある祖母ですが、ペースメーカーを入れると長寿家系もあって100歳までいけるそうです。その頃には老々介護ですね。

思いたくないですよ、思いたくないんですけどね、なにもしないでちょっかい掛ける親族、施設とかそういう話題に過剰反応して人非人扱いとか実際やってみて下さいと言いたい近所の奥様方、本人達の注文我儘アレコレで母も父も自分も満身創痍だったりして何でうちの家族にばっかりこんなとか思ったりして、しかも受験重なって正に金喰い虫の自分の存在も申し訳なくって、私いなけりゃよかったとか泣いたり、親にはお前の面倒みたいのにみれなくてごめんねとか言われたらさ、もう、ね。

頼むから、もうって。


そこまで考えてると、ふと昔祖母と遊んだ思い出とかが出てきちゃうんですよね、何ですかね、何でこんなこと考えちゃうんですかね、ホント最低だ。


本当だったらずっと一緒にいようねとか、そう思うべきなのに、こんな腐った思考がずっとドロドロしてて、なのに本人は無邪気に喜んだりしてとても幸せそうなんですよ。しかも今後進行すればするほど穏やかだった祖母がどんどん見たくない考えられない人格になっていくんですよ。
やりきれないじゃないですか。こんな残酷な病気あっていいのかと。なにより自分が情けなくなってもう。
そして自分がこうなってしまったら、今度はこう思われる側なのだと。自分はそんなことに気付きもせずにのうのうと生きていくのだと。そう考えるとゾッとするのです。




以下堂々巡りなんですけれども。
きったない感情駄々漏れですね。ごめんなさい。
最低とか思ったかもしれませんね。本当にごめんなさい。


でも実際家族がこうなっちゃうと、本当に大変です。
祖父母、ご両親の健康には本当に気を付けてあげて下さい。
お互い惜しまれる別れが一番いいのです。別れが自分にとって、または相手にとっての解放だなんて、悲しすぎます。










次に生まれるときは何も考えてないような生き物になりたい。ふわふわ漂って一週間くらい生きるだけ生きて、パッと消えるような。




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コメント 4

嘉村虎々杏

こんばんは。
日記を読んで、涙を堪え切れませんでした。

私の曾祖母も、おしとやかで可愛らしい方だったのですが、痴呆症になり記憶が後退していって、おかしな言動をしたりするようになったり、私を見て「あなたは誰?」と言うようになりました。
たまに思い出してくれたりしていたのですが、最終的にはそれもなくなってしまいました。

yomogiさんの気持ちには自分も頷いてしまう気持ちが多々あり、そのころを思い出しました。
本人よりも、家族の方が傷ついているというのも同感しました。
「別れが相手にとって自分にとっての解放」なんて、悲しすぎる現実です…。
また、冒頭に少しありますが、お爺様も癌の転移などで入院なさっているんですね…。

本当に辛いですよね。yomogiさんが苦しんでいるというのに、涙しかでてきません。何かもっと元気付けて励ましたいというか…力になりたいのに、無力な自分が悔しいです。
by 嘉村虎々杏 (2010-04-16 23:58) 

マグリョ

うちの祖母も同じ病気なので、コメントせずにはいられなく…!
なにか参考になればと、うちの場合の話と自分が思ってる事をちょっと書きます。

うちの祖母はもう発症して大分長いこと経ちます。7年くらいかなぁ…。
でも、脳とは逆に身体は健康でピンピンなので…yomogiさんのところ同じく長生きしそうです…。
キレイだった思い出はとうの昔に消えました。
初めの頃こそ祖母のことで毎回ショックを受けてましたが…もう長いので、変わり果てた行動や姿にも慣れました。
もう、それはしょうがないのです。そういう病気なので…、本当に悪魔の病気ですね(´・ω・`)

施設に入れるのはかわいそうとか言うのは、実際に自分で介護をした事のない人の言葉です。
そんな人の言葉に耳を傾ける必要はないですよ!
大事なのは、いかに介護をする人の精神的・肉体的負担を減らすか。
介護をする人が疲れて倒れてしまっては元も子もないのですよ(´;ω;`)
病気の本人は何も分からないので、本人の意思なんて全然重要じゃないです。大事なのは、介護をする人の方。
うちの母上は、介護のストレスと疲労がたたって完治させられない病気を発症させてしまったので、「私は長く生きられないから…」が口癖になってしまい…、ホント母上の方が倒れてしまったら困ります(≧_≦)
もちろん、自分が手伝える事はやっているのですが、やっぱり一番負担がいくのが母上になってしまうのが辛いところですね…(汗)

現時点では、この病気は治せなくて進行を遅らせる事が出来るくらいなので…、やっぱり一番いいのは施設に入れる事だと思います。健康で長生きなのなら尚更。
うちは、ずっと少しずつお金を貯めてきて、上手くいけばやっと今年施設に入所出来そうです(ノ_≦)
これで家族を介護から開放させてあげられるのなら、皆がハッピーだと思います。
かわいそうだと言う人は、理解をしようとしていない現実を見ていない人。
介護認定の問題は、住んでる場所にもよるので、中々大変ですよね。。。
うちの場合は、徐々に重度の認定になっていった感じです。(病気が進行するので)
お金の問題もホント大変ですよね(・ω・`;)
でも、長期間覚悟で少しずつでも貯めていって、周りが介護疲れで倒れる前に施設へ入れられるのが一番いいと…自分は思ってます。

あと、大事なのは…真剣に介護をしないで、まぁてきとーでいいや!という気持ちでやること、だそうです。(母上談)
何回も同じ事を言っちゃってますが、介護は気付かないうちにストレスをためてしまうので、適度に…てきとーには大事ですb

yomogiさんは、全然最低じゃないです。汚い感情でもないです。
むしろ、こんな状況なのに、お婆様の事を想ってあげたり、家族や祖父母を持つ人の心配をしてあげたり、とてもやさし過ぎます(ノω;`)
えらすぎますよ…! エライ!
yomogiさんは受験生だったり、お爺様もご病気だったりするのに…(泣)
何の因果か大変な事は重なるものですね…。
ああ、なにかyomogiさんの力になれればいいのですけども…!
もどかしいです。
色々な感情も、自分の中でもんもんとしているより、またブログに書き出して下さると、yomogiさんの気持ちを吐き出す場所にもなるし、見た人が何か声をかけられるので、また気兼ねせず書いてもらえれば…と思います。

どうか、yomogiさんは自分を責めないで下さいね。
これは、病気が悪いのであって、誰も悪くないのですから。

ううーん、長文な上にまとまらないコメントで、失礼しました!///
by マグリョ (2010-04-17 06:46) 

yomogi

>>虎々杏さん

コメントありがとうございます。
辛い記憶を思い出させてしまったようで申し訳ないです…!

元の人格が穏やかな方だと、本当にギャップが酷いですよね…。
誰、なんて聞かれたら…!虎々杏さんのお気持ちを察すると、こちらもやるせなくなってきます…。こればかりは治せない上にどうしようもないから、本当に。
祖母の言動で思い知りましたが、自分の存在が相手の中から消えるのって、とても寂しいものなのですね。
本当に恐ろしい病気です。

きっと、祖母との別れに流す涙は、悲しみと介護からの解放とやり遂げた安心感からの涙になってしまうんだろうなぁと思っています。哀しいけれど、そう思わせてしまうのがアルツハイマーなのですよね…。

いえ、こうして虎々杏さんにコメントを頂き、私のことをこんなに想って下さったことを知れた。それだけでもう充分に嬉しいです!とても励みになりましたよ!

本当に、ありがとうございます…!

by yomogi (2010-04-29 15:04) 

yomogi

>>マグリョさん

コメントありがとうございます。
マグリョさんのお宅もそんな状況だったのですね…!
なんと7年間も…。さぞお辛かったでしょう(´;ω;`)
そちらもですか…!身体だけは、本当に元気なんですよねぇ…。だから活動的で余計に辛かったり。長生きするんだろうなと何とも言えない気分です…。
ある程度経ちましたが、やはり良くも悪くも慣れますね…。今はショックというよりも、どうしようもなく、やるせなさが強くて…。きっとこの感情にも慣れてゆくのだろうとは思います。いや、慣れなきゃいけないんでしょうね。…本当に残酷な病気です。

そうですよね、実際問題、介護の現状を目の当たりにして「可哀想」とだけ思うなんて不可能です。
酷な話だけれども、そうしないと家庭が崩壊してしまいます…。
マグリョさんのお母様は本当に、本当に頑張られたのですね…!完治させられない病気と聞いて、とても心配です…。
世話をしないといけないというプレッシャーと自分の時間を全て捧げている状況で、精神的・肉体的に私の母も今相当危ないです(´;ω;`)
目の前で家族が疲弊しきっていて、でも原因を自分だけではどうしようも出来ない。結局は親が一番重荷を背負うことになるのですよね。
お母様が、病気になってしまう程に疲れきっている様子を見ていたマグリョさんも本当にお辛かったでしょうね…。精一杯手伝っても母の負担が減らない。娘として、とても悲しいです…。

そうですよね!なるべく早めに入れられるように話し合っていきたいです。
そしてマグリョさんの施設入居のお話が上手くいくことを祈っております!こんなに長い間看ていたのだから、もうマグリョさん達は解放されるべきですよ…!
もう、進行を待っている間に家族がダウンしてしまうだろうということで、たとえ軽くても今認定を受けて軽いサービスでも受けられるようにしようという話になってきました。やはり頼れるところには全力で頼って、削れる負担は極力削っていくべきですよね!
最近はうちの母も適当を心掛けているみたいです。大事ですよね、テキトー!(・ω・´)

うぅ…、そう言って頂けると、本当に嬉しいです。
何だかもう、色々ありすぎてゴッチャゴチャしてて…。自分ダメだな、酷い奴だなと自己嫌悪したりして、そんな時にマグリョさんのコメントを見て、とても救われました。ありがとうございます…!
ちょっとお葬式等でお返事が遅れてしまっていますが、今現在は記事を書いた時よりも落ち着いています。

いえ!母と私でマグリョさんのコメントをかなり参考にさせて頂きました。感謝、感謝です…!

本当にありがとうございました!
by yomogi (2010-04-29 16:31) 

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